- 「和菓子のアン」シリーズ1作目
- 主人公は東京百貨店のデパ地下、和菓子舗みつ屋で働く梅本杏子(アンちゃん)
- みつ屋で働く人たちとお客さんの間で繰り広げられる和菓子の話
あらすじ
この小説を知ったきっかけは、会社で時々スイーツ情報を送ってくれる同僚からのメールでした。スイーツ情報の中で目にとまったのが、「和菓子のアン」の紹介。和菓子の小説って一体どんな内容なんだろう、ということで読んでみることにしました。
主人公は女性の和菓子職人などを想像していましたが、デパ地下が舞台で和菓子の販売員が主人公とは想像していませんでした。また、小説には梅本杏子がアンちゃんと呼ばれることになったエピソードも入っています。
主人公のアンちゃんは高校卒業後の進路が決まらなく、卒業後にアルバイトを探してデパ地下を歩いているところでみつ屋の求人情報を目にします。その後、お店に行って面接を受けますが、すぐに採用が決まります。そこからアンちゃんがみつ屋を通して出会う人たちとの間で和菓子に関する話が繰り広げられます。
ひとつひとつの物語が和菓子の知識と程よくブレンドされていて、和菓子屋さんに行きたくなります。日頃、何気なく食べている和菓子は奥が深いですね。
「和菓子のアン」シリーズ
「和菓子のアン」シリーズは3作が発売されています。
1作目「和菓子のアン」
2作目「アンと青春」
3作目「アンと愛情」
最近おいしかった和菓子
最近おいしかった和菓子はフルーツ大福。これも伝統的な和菓子の大福から進化したものですが、和菓子の発想の自由さが感じとれます。
最近おいしかった和菓子屋さん
最近おいしかった和菓子屋さんは山梨・北杜市の乃風(のかぜ)。車でしか行けない場所にありますが、近くまで行った時はぜひお立ち寄りください。
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